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女クラ

嫁の話からは脱線する。

「女クラ」

何のことだかわかるだろうか?

「女子だけのクラス」

という意味で俺が通っていた高校で使われていた言葉だ。
”じょくら”と読む。

男女共学ではあったが、男3:女7の高校。

「天国だな」

と何度も言われた。

まぁ確かに周りを見渡せば女しかいない。

それが日常だ。

席順なんかも、
窓|女|男|・・・|女|男|廊下

とは並べないから、入学時からランダムになる。

となると、四方八方女子に囲まれる席になることもザラ。

女|女|女|女|女
女|女|女|女|女
女|女|俺|女|女
女|女|女|女|女
女|女|女|女|女

こんな具合で、一番近くの男子が3人となりとかな。

休み時間に廊下を歩いていても女子、女子、女子・・・

女という生き物には困らない環境がそこにはあった。

ただ、俺はこれが快適だった。

「女好き」
「すけこまし」

何とでも言えばいい。


俺にとって女子というのは日常だった。

母親に近いという話ではない。

幼馴染がみな女だったからだ。

後に、学年のアイドルとなる子と一緒に風呂に入ったり遊んだりしていた。

お人形遊び

そんな女子な遊びはしない活発な子だった。

さすがにごっこ遊びと人形遊びはできないし、たぶん親同士で遊び方を選んでいたのかもしれない。

あとほかに数人いるが、みな女。

しかも、高校でモテ子になる。プロのダンサーになるといった具合に顔も体もハイスペックな女に囲まれていた。
親が住むと決めた環境でのことだから自慢ではないが、自慢にしか聞こえないだろう。

だからあまり人に話したことはない。

男にこういう話をすると面倒だからな。

1つ上のお姉ちゃんたちもいたが、みな顔はブスだ。体もでかい。
ブスだが、性格はとてもきれいで優しくて、大きくなっても気遣ってくれたりした良いお姉さん達だった。

だから、ブスに嫌悪感を持つことはない。

失礼な話だな。
でも、容姿で選んでいるわけではないということだけは添えておく。

こんな羨ましがられる環境には代償が伴うことは想像もできまい。


俺は小学生に上がると、男が多数いる環境でとても苦労した。

男の遊びがわからない
男同士のコミュニケーションがわからない

結局、俺はどうなったかというと、3年生くらいまではいじめられる側となった。

席を詰められる、物を投げつけられる、ど突かれる、汚い言葉をかけられる、いたずらをされる

という記憶が本当に多くて学校には行きたくなかった。

でもそれはいじめではなくて、男のコミュニケーションだったと気が付くまでにはかなりの時間を要することになる。

やられたことに反応できればコミュニケーション、反応できなければやられた俺はいじめと捉える。

ただそれだけの事だったんだなと。

俺が何もやり返さないからエスカレートした部分もあったと思うが、相手も子供だし、男とはこういうものだと思ってやってきてるだけだからな。誰が悪いという話でもないレベルの内容ではあった。

こんな状況だからこそ、俺は早く大人になりたかった。

子供ながらに、大人になればこんな煩わしいことからは解放されると信じて耐えていた。

なんでそんな風に思ったんだろうな。

上級生になるとおれは心を閉ざし始め、中学ではそれがピークに達した。

毎日学校には行く。

しゃべりもするが、本心は語らない。

小学生や中学生の俺というキャラを演じているだけ。

中学になると男友達という存在とは距離を置くことに成功した。

休み時間に席に座っていれば自然と数人の女子が集まってくる。

俺の周りでおしゃべりをしている。
それをただ聞いて、おかしなところがあったら俺が一言いう。

それだけで、女子は喜んだし俺も居心地が良かった。

女子たちは別に俺に何かを聞かせようとしているわけではない。

女子はグループを作るが、決まった女子だけじゃなくていろんなグループの、いろんなタイプの女子たちが俺の周りに集まった。

安全な生き物

それが俺だ。

だからこそ、女子にとってのエロい話もできるし、女子たちも居心地が良かったんだろうと思う。

その辺、無害な男と思われることに対して、情けない奴だと思う男は多いと思う。
理解はするが、俺はその方が疲れない。


さて、小・中学生時代の話はここまでにしよう。

こんな背景の有る俺をさらけ出せば、高校での男女比3:7の割合がちょうどよいことは想像頂けるだろうか。

1年の時から、座っていれば数人の女子が集まるあの環境が自然と作られた。

みな、顔面スペックは高い。

なんでなんだろうな。

俺は大した容姿は持ってない。

容姿で好かれることもない。

ただ、集まってくる女子は皆、アイドル級だ。

そうじゃない子もいるが、性格は穏やかなタイプが多い。

顔面スペックが高い女子はキツイ子から穏やかな子までまんべんなくいたが、ブス寄りかつ性格ブスからは嫌われる。俺は。
見てくれが悪いくせにとなるようだ。

そう思われても、周りにいるのがアイドルレベルだから直接何かされることはない。

市民権の強い子たちに守られてる感じだな。

そんな見てくれの良い子たちは、見られることに慣れている。
だから、俺が後ろ指挿されたり、嫌味を言われたりしていることに対して自然な形で守ってくれたところがあると思う。

一見、弱そうに見える「見てくれの良いJK」。
不思議な感じだが、やっぱり告られたり、ジロジロ見られたりすることが多いからか警戒心も強いし、目立ってしまうことの慣れもあって適切な対処ができるみたいだ。

ただ、これは一般的な好かれるとは意味が違う。

俺の場合、男でも女でもない存在として好かれやすいだけだ。

もし、羨ましいとか恨み、妬みを感じるなら俺には「無害な男」という情けないレッテルを貼り蔑むと良い。

その子たちが惚れるのは、男らしい男だったりしたからな。


高校生ともなると、エロ話も具体的になってくる。

結局、女もエロいということだ。

男だけがエロ話をしているわけじゃない。

女の方が露骨な表現が多かったりもするし、受け身がちだとは思うが、どうしたら相手に満足をしてもらえるかということをまじめに考えるからこそ、あとで振り返ると笑ってしまうほどエロい内容だったりもする。

恥じらいもあるから、どれだけ女が集まるかも大きいな。

おっさんになって、AVも見て一通りのエロい妄想もして思い出す当時のJKとのエロ話。

微笑ましくも勃起してしまう内容だった。

あの子が、この子も、こんな子が…

もう会うことはないが、もう誰が誰だかわからないだろうな。

もし会うことがあって、しばらくしゃべってたら・・・

私レスでさぁとか、
セックスしてる?とか
どこでしてんの?とか
うちは外でやってるよとか
あの時私のパンツ見て興奮してたでしょ?
まだ勃つの?とか
・・・

まぁそんな感じになるんだろうな。

何十年たっても、俺は「無害な男」のままなんだろうな。

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